令和3年11月1日(月)午前10時。
きぬがさ会館(川並町自治会館)で、今年度2回目の「ミニふれあいサロン」(以下、ミニサロン)か開催された。
1回目は7月5日(月)に開催。
健康推進員さんたちによる、七夕の笹飾りづくりや宮沢賢治の「注文の多い料理店」の読み聞かせ等が行われた。
9月の敬老会と10月に予定していた「ふれあいスポーツ大会」(ミニサロンの2回目)がコロナ禍で中止となり、ほぼ4か月振りのミニサロンの開催となった。
この日は、秋晴れに恵まれた。
午前9時30分を過ぎるころから、自転車を押したり、手押し車を押したり、シニアカーに乗ったりして、10時前には8名の参加者が集った。
参加者の約半数は90歳以上で残る半数も80歳代後半。会場に入ると用意された座席に思い思いに座り、久しぶりのミニサロンでのおしゃべりに花が咲かせておられた。
そして、午前10時に自治会長、副自治会長の挨拶の後、TVモニターに映した「うめぼし体操」を観ながら体操を行った。
その後、清水苑デイサービスセンターの3名のスタッフにより以下のプログラムが実施された。
❶リハビリ体操
・CDの音楽に合わせて。デイサービスの体操
「ほかほかしてきたわ」
❷フレイル予防の話
「加齢とともに筋肉量が減り、運動量も減ります。外出しなくなるとますます筋肉量も減り、お腹も空かなくなります。すると栄養状態も悪くなります。外で交流しないことで脳への刺激も減り、認知機能の衰えが進んでしまいます」「フレイルの基準の5項目でチェックしてみましょう」
❸握力測定
・参加者全員の握力測定(筋力を知る)
「体重図っても握力は図らんわ~」
❹握力改善体操
・タオルを丸めて握る
❺レクリエーション
・指体操、皮むき千切り、指先トレーニング、文字合わせ。
レクレーションでは、皆さん器用に皮むき千切りをされたたり、あっという間に文字合わせのクイズを解いたりして驚かされる。
スタッフの健康推進員さんは「みなさん、お仕事をされていた方が多く、90歳を過ぎてしっかりとしていらっしゃって、感心しますし、すごいことやと思います」と地域の「先輩たち」に最大限の敬意を払っておられた。
この日は、9名の参加者(全員女性)と自治会スタッフ6名で晩秋のひと時を過ごした。
次回のミニサロンは12月6日(月)に開催予定。
養護老人ホームきぬがさのスタッフがプログラムを実施する。
そして、1月11日(火)には、「獅子舞」に合わせて開催し、みんなで舞いを鑑賞する。
(報告:社会福祉法人六心会 法人本部 地域支援担当 地域支え合い推進員 奥村 昭)
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