令和6年3月30日(土)に五個荘中央公園において「第3回五個荘中央公園桜まつり」(桜まつり)が開催された。
五個荘地区住民福祉会議では、昨年の第2回桜まつりで、新たに五個荘に開設された難病応援センター(NPO法人喜里)と五個荘図書館とコラボした企画を前回の桜まつりで実施した。
これは、第3次五個荘地区住民福祉活動計画(活動計画)に掲げる「多様性を認め合う学びをすすめよう」という方針のもと、会議のメンバーが企画、調整して実施した活動であった。
(ブロク記事:「第2回桜まつり×五個荘地区住民福祉会議×NPO法事人喜里×五個荘図書館」(2023.4.3掲載)参照)
今回、活動計画にかかげる「『六心の訓』の普及・啓発をすすめよう」という方針に基づく活動の企画について、何度となく話し合いを行った。
その結果、桜まつりの会場内で「六心の訓」のスタンプラリーを開催し、楽しく「六心の訓」を学ぼうということになった。
参加対象は中学生以下の子ども(保護者同伴OK)とし、先着200名とした。
会議のメンバーから、「スタンプラリーの景品にお菓子を準備しよう」「スタンプラリーのゴールを難病応援センターにして、子ども達に足を運んでもらおう」「スタンプラリーのスタンプや台紙の作成に五個荘中学校創作部の生徒さんに協力してもらおう」といったアイデアが出された。
このアイデアを難病応援センターと五個荘中学校の校長先生にお伝えしたところ、快く引き受けて下さった。
相談の結果、難病応援センターに6つ目(最後)のスタンプポイントを置き、利用者の方が景品のお菓子を引き換えてくださえることになった。
五個荘中学校では、創作部の生徒さんたちにスタンプラリーの台紙デザインのアイデアを募集してくださることになった。
ちなみにスタンプは、オリジナルキャラクターの「てんびん探偵」と「てんびんうさぎ」のスタンプをすでに制作しているとのことで、五個荘中学校からお借りすることにした。
そして、ボランティアグループ「コミカフェGoo!」のメンバーから、当日五個荘中央公園に出店するカフェにラリーポイントを置くことを申し出てくださった。
こうして、多くの方々の協力のもと、「六心の訓スタンプラリー」の準備が進んでいった。
そして迎えた当日。
晴れた。
桜の蕾は大きく膨らんでいる。
開会式より少し早く、五個荘地区社会福祉協議会による「わくわく広場」が芝生公園で始まった。
「わくわく広場」はコロナ禍で中止が続いていたが、昨年度に凧作りと凧揚げで再開。
今年度は桜まつりと合同開催となった。
「わくわく広場」に集まる子ども達の元気な声に包まれながら、第3回桜まつりが開会。
「六心の訓スタンプラリー」も始まった。
親子連れ、子ども同士で次々と受付に。
受付の際に、清水苑デイサービスセンターの利用者と職員が一緒に作った、胡桃ボタンを使ったマグネットや手作りのピンチ、ヘアピンなどをプレゼント。
そして、台紙を受け取り、スタンプラリーにGO!
一番にゴールして景品を受け取ったのは、4月から中学生になる子ども。
ゴールでは、難病応援センター職員による音楽ユニット「にこいち音楽部」の方々が楽しい演奏で出迎えてくださっている。
その後、次々とゴール。
スタンプスポットに立った会議メンバーによると五個荘小学校や五個荘中学校では校内で「六つの心でまちづくり」(五個荘地区まちづくり協議会)が流れるため、六心の訓は知っているという子ども達が多かったとのこと。
配布した台紙は183枚。
春のひと時、183人の子ども達が「六心の訓スタンプラリー」を楽しんでくれた。
改めて、普段の暮らしでの「六心の訓」の大切さを感じた一日であった。
(報告:社会福祉法人六心会 地域支援担当(地域支え合い推進員) 奥村)
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