令和3年6月15日(火)19:00から五個荘コミュニティセンターにおいて、令和3年度第1回五個荘地区住民福祉会議が開催された。
会議冒頭、深尾代表から五個荘地区住民福祉会議が今年度の「東近江市生活支援体制整備事業第二層協議体運営業務」について、市から採択の知らせがあったことが報告された。そして、「『見える化』ということで五個荘に受け継がれてきた良さを改めておこしていきたい」とした。
また、2004年に米ミシガン大学ビジネススクール教授、C.K.プラハラードとベンカト・ラマスワミが提唱した「共創」(企業が様々な利害関係者と協働して共に新たな価値を創造すること)という概念を紹介し、「住民福祉会議でも、自治会福祉委員会を核とした「紡ぎ」の在り方、それをどう具体化していくのかということも大切なことであると思う」とした。
深尾代表の挨拶の後に、事務局から令和2年度の事業報告と収支決算の報告があり、令和3年度の事業計画案と収支予算案について説明があった。
★令和3年度事業計画はコチラ⇒令和3年度事業計画
そして、東近江市社会福祉協議会地域福祉課から今年度に策定する第3次となる東近江市地域福祉推進計画、基盤強化計画と市内14地区で策定する地区住民福祉活動計画に関して説明があった。
その後に、令和3年度事業計画や地区住民福祉活動計画の策定について、3グループに分かれて意見交換を行った。
そして、各グループから意見交換の内容を報告していただいた。
【各グループから報告された主な意見の内容】
・福祉委員を選任するときに、人柄も発掘して人財を創っていく。そして、若い世代に繋げていく。少しでも長く活動を続けることができる方、世話好きの方の掘り起こしを行うことが必要ではないか。
・福祉委員の役割がよくわからない方もいるのではないか。
・コロナ禍で話し合いの機会が少なくなっているが、良い活動をしているので、福祉委員会の活動を把握しながら自治会と連携して、それを返していくという活動をシステム化していければよいのではないか。
・集まる場(集いの場)はたくさんある。例えば、ソフトボールや野球、ペタンク、グラウンドゴルフなど。地区外の方も参加して盛り上がるとのこと。
・人が寄る場としては「健康倶楽部ごかしょう」があり、その活動の輪がさらに広がっていけばよいのではないか。
・子育て支援活動を地域に情報発信するのか難しい。同じ気持ちを持っている人を見える化する。がっちりと手を組んで連携というより、互いの存在を知る。同じ気持ちを持っている人の交流のきっかけになればよい。
・子育て支援のいろんな場があることがわかれば、いざというときに「助けてえな」ということが言えるという安心感にもつながるのではないか。
・コロナ禍でサロンができず、家にこもっている高齢者の方もいる。地域ごとに活動の差もあるし、年に1回、住民福祉会議のメンバーが訪問して福祉委員さんに「最近どうですか」とざっくばらんに話せるような場をもち、他の地区のことも共有していけばよいのではないか。
・第3次計画の策定について、第2次計画のベースがあるので、できてきたことと今後力を入れないといけないことを振り返ることも必要であるし、振り返りのなかで方向性を出してアンケートで肉付けしていけばよいのではないか。
・大事なのは、住民の声をどこで聞くのかということで、すでに実施されている五個荘地区まちづくり協議会のアンケート結果や自治会カルテの情報を活かせればよいのではないか。
この会議を踏まえ、今年度の五個荘地区住民福祉会議の活動が本格的に始まる。
(報告:社会福祉法人六心会 法人本部 地域支援担当 地域支え合い推進員 奥村 昭)
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