2022年3月24日(木)の午後の五個荘中央公園は、第1回「桜祭り」の準備で賑わっていた。
五個荘地区まちづくり協議会の呼びかけで準備に参加した方々が、約250本の桜並木にロープを張りながら、協賛企業・団体や個人協賛の吊り札をぶら下げた提灯を結わいつけていく。
終業式を終えて、中央公園に遊びに来ていた子ども達も、ロープを運ぶのを手伝ってくれた。
桜まつり当日の4月2日(土)は、前日の雨模様に打って変わって晴天となった。
中央公園には、キッチンカーがタンメンやクレープ、ロングポテト、唐揚げなどの店を出している。
そして、コロナ禍で休店中であった「コミカフェGOO」が臨時開店。
多くの人が「来店」し、無料で振舞われたホットコーヒー等のドリンクとお菓子を楽しむ。
この日の「特別イベント」として午前、午後の2部制でステージショーが開催された。
「Dance studio KAERU」(三俣町)のダンスが始まる。
ダンスをみていた小さな女の子が、思わず踊り出す。
何とも微笑ましい。
ステージショーは、五個荘中学校吹奏楽部の演奏、東近江市内で活動する三線サークル「くくる」の演奏に続く。
そして、キッズチアPIECE(簗瀬町)のかわいいダンスで締めくくる。
最後は一人一文字のパネルを掲げる。
「私の今あきらめない勇気仲間笑顔元気」のパネルに会場からは温かい拍手が送られた。
午後のステージショーと同時に、初めての開催となる「エコマルシェ」が開催された。
五個荘コミュニティセンターが五個荘のみなさんに呼びかけて、家庭で不要となったものを持ち寄り、必要な方に無料でお譲りするもので、楽しくリサイクルしようとする試みである。
みなさんから提供されたたくさんの品々が並び、「お一人3点」で気に入った品を探す。
また、特別にセレクトされた品々は、「じゃんけん大会」で勝ち残った人がいただけるという催しも組み込まれていて、会場は多いに盛り上がった。
そして、この日は「ウクライナ緊急募金」も同時に行われた。
募金をしてくださった方には、コミュニティセンターの職員さんがデザインして手作りした缶バッチをお渡しする。
缶バッチは「NO WAR」「I LOVE PIECE」「世界の平和を願って」「世界中が平和でありますように」という4種類のメッセージで、合計200個を制作したという。
コミュニティセンターの職員さんたちが、会場を回り募金を呼びかける。
募金箱に、子どもたちが募金をしてくれる。
気付くと会場のあちこちに胸に缶バッジをつけた方々の姿が。
集まった募金は日本ユニセフ協会に送られ、長引く紛争の影響を受けた厳しい状況にある子どもたちやその家族への支援に充てられる。
募金をしてくださった、五個荘の方々の思いが届きますように。そしてウクライナに一日でも早く平和が戻りますように。
五個荘コミュニティセンターでは引き続き募金箱を設置して、支援を呼びかけている。
中央公園につどった人たちが、それぞれ、思い思いにひと時を過ごす。
そしてウクライナに思いを致す。
そんな春のひと時であった。
なお、提灯は4月10日(日)まで、夜間午後9時までライトアップされる。
(報告:社会福祉法人六心会 法人本部 地域支援担当(地域支え合い推進員)奥村 昭)
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