令和3年12月から令和4年2月まで、冬季「休店」していたコミュニティ食堂てんびんの里みなみ。
小学校6年生の卒業のお祝いの思いも込めて、3月に再開している。
2月21日(月)に開催した運営会議で、3月30日(水)に再開することを決めた。
内容は、五個荘町時代に住民が桜を植えて育んだ川並町の黎明公園にハイキングをして、桜を見ながらカレーを食べることに。
しかし、今年は新型コロナウイルスの「第6波」で感染者数が減らず、関係者は3月の再開について気を揉んでいた。
3月24日(木)に再開するかどうかを最終決定する会議を開いた。
「参加したい」という子ども達もいる。ハイキングであり、食事も外なので座り方に注意すればよいのではないか。
開催を最終決定し、ただちに下見に向かった。
そして迎えた当日。
心配していた天気も晴れ。
集合時間の10時に近づくと、子ども達が集まり始める。
結神社の入り口で受付をする。
すっかり馴染みになった風景だ。
集まった子どもたちは17名。保護者も3名参加してくれた。
スタッフは16名。朝9時から川並町の健康推進員さんたちが養護老人ホームきぬがさでカレーを調理してくださっている。
この日は、「はぐくみプロジェクトサポーター」のボランティアも1名参加してくれた。
結神社の境内に参拝してから出発。
結神社の裏から「遊歩道」で黎明公園にむかって歩く。
道中、たくさんの「ふきのとう」が見られる。
進むにつれ、傾斜が大きくなる。
参加した保護者の方からは「山登りみたいやなあ」との声も。
そして、黎明公園に到着。
キャンプファイヤー場からは、伊吹山が望める。
しばらく風景を楽しみながら休憩する。
子ども達が蛙を見つける。
しかも、たくさんの蛙。
子どもからの「なんでこんな山のうえに蛙がいるん?」の問に、「山水が湧き出して、水があるからなあ~」というスタッフの回答に納得。
みんなで、食事場所の繖公園のグラウンドに下る。
グラウンドに到着後、駐車場にカレーと炊飯器、スパゲティサラダとプリンをセット。
桜の木の下にブルーシートを敷いて、食事場所をつくる。
順番にカレーをよそってもらい、民生委員の奥井さんの「いただきます」で全員「いただきます」
いつもながら、美味しいカレーを作ってくださる。
少し汗ばむ陽気で、この日で桜の開花も少しすすんだように思える。
「ごちそうさま」の後は、全員でビニールシートをたたんで、後片付け。
そして、結神社に向かう。
帰りは、別ルート。往きとは違って平坦な道。川並町の春を感じながら、ゆっくりと歩いて結神社に帰る。
この日は日本マクドナルド様のご寄付の「ミニオンズ」の「ドリンク&フードホルダー」がお土産。
ご寄付に感謝しながら全員にお土産を渡す。
満開の桜の木の下でカレーを食べることはできなかったけれども、絶好のハイキング日和で、子ども達の元気な顔を見ることができた。
卒業する6年生の小さな思い出になれば嬉しいと思う。
次回は4月20日(水)の16時30分に開催する予定。
平成30年6月に始まった「コミュニティ食堂てんびんの里みなみ」は30回目の開催となる。
(報告:社会福祉法人六心会 地域支援担当 奥村 昭)
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