令和3年度最初の「コミュニティ食堂てんびんの里みなみ」は、4月21日水曜日の放課後に開催。
昨年度(令和2年度)までは、平日は金曜日の夕方に開催していたが、今年度は水曜日とした。その理由は、子どもたちが一番早く下校する曜日だからである。
16時を過ぎたころ、何人かの子ども達が会場の結神社の隣の川並公園や淵ヶ井で遊んでいる。「子ども食堂来てや」と声をかけると「もうちょっとしたら行きまーす」の返事。
その返事通り、開始時間の16時30分を過ぎるころから、次々と子ども達がやってきた。
結神社の境内には、養護老人ホームきぬがさの卓球台や、特別養護老人ホーム清水苑の輪投げ、そしてバドミントンやゴムボール、フラフープなど両施設から持ち寄った遊具や民生委員・児童委員の奥井さんが持参してくださった竹馬が準備されている。
子ども達は、これらの遊具で思い思いに遊ぶ。
スタッフも子ども達と一緒になって、卓球をしたり、輪投げをしたり。
良く晴れて、時折、やや強い風が吹き抜ける結神社の境内で、子どもと大人が一緒に遊ぶ。
みんなマスクを着用しているが、神社の境内が子どもの遊び場であった頃の風景が蘇る。
そして、17時40分を過ぎたころ、この日の食事メニューの「オムライス」が神社に到着する。
この日は、地域密着型特別養護老人ホームきいとの地域交流スペースのキッチンで、きぬがさ、六心会、五個荘川並町のボランティアの方々合計7名がオムライスを50食作った。
1皿ずつ、薄く焼いた玉子焼きで優しく包む。
子ども達は、結神社の手水舎で手洗いと消毒をし、運ばれたオムライスを並んで受け取る。その場でリクエストに応じてスタッフがケチャップをかける。
「たくさん」「ちょっとでいい」「ケチャップはかけない」と、子ども達の好みもそれぞれである。
五個荘地区社会福祉協議会の深尾会長から「いただきます」の挨拶の後、拝殿でいただく。ちなみにデザートはプリン。
この日は、23名の子ども達と5名の保護者、20名のスタッフ(地区社協、民生委員・児童委員、主任児童委員、五個荘川並町健康推進員、ボランティア、市社協スタッフ、きぬがさスタッフ、六心会スタッフ)併せて48名が参加した。
「共に過ごす場」を営み続ける、続けようとするスタッフのみなさんの想いの尊さを感じる、春の夕暮れのひと時であった。
(報告:社会福祉法人六心会 法人本部 地域支援担当 地域支え合い推進員 奥村 昭)
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